職人起業塾とは
職人起業塾では、マーケティング、現場マネジメント、コミュニケーション、人間力強化等、専門の講師による厚生労働大臣認定事業の研修講座を中心に、建築業界のものづくり企業、職人や施工管理技士等の現場実務者を雇用する企業への様々な支援事業を行っています。
職人起業塾は、安易に職人に起業を勧めるものではありません。現場基軸のマーケティング理論を実践に落とし込むことで、経営者をはじめ職人、現場管理者、設計者等の実務者全員が主体的に売上げを作り、安定経営へ寄与するための仕組みづくりを構築するための講座です。
ピーター・F・ドラッカー氏は「マーケティングの究極の目標は、セリング(売り込み)を不要にすることだ」と定義しました。その方法論として提唱された「事業の目的は顧客の創造である」という言葉を紐解き、建築業での全ての結果、評価が下される現場で揺るぎない信頼を得て、「生涯顧客」を創造し続けることで企業の未来の売り上げを創り上げる人材の輩出を目的としており、成果を上げることの出来る状態を整えるサポートを行っています。
「P:成果(Performance)を得るためには、PC:目標達成能力(Performance Capability)を高めなければならない。」 by スティーブン・R・コヴィー
研修の意味と意義。
研修内容は“当たり前”のマーケティング理論が中心です。
- LTV(顧客生涯価値)を認識させ、目先にとらわれない経営者的な判断基準を社員まで浸透させる
- 現場での顧客接点(コミュニケーション力)を強化し、顧客満足、生涯顧客の創造を促進する
- 問題解決、リーダーシップ論の基本を学ぶことで、自ら行動を起こし、未来を切り開く力を身につける
- リピート、紹介受注を蓄積し将来の売り上げ見込みを作る仕組みを受講者が主体的に立案、実践できるまでをサポートする
- 三方良しの理念のもと、持続可能なビジネスモデルを目指した人間力を強化する
これらの元になる理論の説明と意識付けのワークショップ及びコーチングが中心で、結果的に受講生自身に技術的なスキルアップ、実践にコミットして頂きます。顧客からの圧倒的な信頼を得る事が出来れば、リピート、紹介から安定的且つ効率的な受注が見込める様になります。それは独自のマーケットを創り上げる事となり、激しく変化する外部環境からの影響を最小限に抑えて安定経営、事業継続への礎となります。その成果を生み出すのは間違いなく現場であり、職人や現場監督等の現場でモノづくりに従事する実務者達です。その者達が顧客からの絶対的な信頼を得る意識を持って顧客に相対せば、自ずと生涯顧客は創造され、成果を上げる事が出来る筈です。その様な現場基軸のマーケティング理論を学び、実践と検証を繰返しながら学んで頂く場が日本で唯一、現場実務者向けの意識改革と現場マネジメントを一体化したカリキュラムとして完成させた職人起業塾です。